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『倉庫襲撃事件』



   ≪5≫

 痴態を演じさせられたリーデリアが、怒りに燃える目で周囲をにらみつける。
 するとそのとき、ふいにあたりが静まり返った。
 それまでけたたましい声を放っていたケーブ族の群れが割れ、一人の小汚い男が連れられてくる。
「おいおい。乱暴にするなよ……へへへ」
「ベ、ベスティンさん!?」
 赤い隈取の原人たちに囲まれながら現れたのは、ベスティンだった。
 リーデリアが目を丸くしているうちに、彼は大事そうに抱えていた木箱を地面に下ろした。かと思うと、周囲に愛想笑いをふりまきながら、中からワイン瓶を取り出していった。
「こいつをやるから、俺もまぜてくれよ。な、いいだろ」
 そんなことを言って、嬉々とした表情でケーブ族に酒をふるまいつつ、晒し者となっている少女にチラチラと下卑た視線を向けてくるのだ。
(この人、最低だぁ……)
 囚われの身にさらなる不幸がふりかかり、彼女は悔しそうに息を漏らした。
 そうしてリーデリアが悲嘆にくれている間に、ベスティンがケーブ族と話をつけたらしい。
「ウヒヒッ。かわい子ちゃんよぅ、これからタップリかわいがってやるぜ」
 下種な言葉遣いでわめきながら、彼女が縛りつけられた柱のそばまでやってくる。
 下品極まりない不潔な中年の接近に、若い魔女は両目の端を凛々しく吊り上げた。
「あ、あなたって人は……最低です!」
 ところが彼はふいに耳元へ口を寄せてくると、ひどく小さな声で囁く。
「静かに。助けてやるから、今は従うフリをしてるんだ」
「ど……どういうこと?」
「ワインには眠り薬が入っているんだ。それが効くまでの間だけでいいから、辛抱しててくれ」
 ベスティンの声は、演技とは思えない真剣な口調だった。
 初対面のときの出来事を思うと、彼のことはいまひとつ信じがたい。正気を失っていたとはいえ、女性なら本能的に嫌悪をしたくなるような男ぶりなのだ。
 けれども、今は他に方法がない。脱出の手がかりさえないのも事実である。
(イチかバチか、賭けてみるしかない……かな?)
 彼女が覚悟を決めて小さく頷くと、ベスティンはニカッと笑う。
「ちょっと辛いかもしれんが、我慢して言うことを聞くんだぞ」
「う、うん……」
 半信半疑の気持ちながら、彼女は藁にもすがる気持ちで相手の言葉を信じることにした。
「へへっ。まずはこいつを──」
「ひゃあーっ!」
 油染みの浮いた前掛けをはずしたベスティンが、ズボンをずり下げる。
 縮れた剛毛で覆われた股間にぶら下がっている逸物は、女の手首ほどもあろうかという太さだった。浅黒く、淫水焼けした茎胴が長く伸び、先端は膝に届きそうな長大さを誇っている。また、その亀頭部がことさらに大きく、赤子の拳ほどもあろうかというほどだ。
 生娘には目の毒としか言いようのない巨根ぶりに、気丈なリーデリアもさすがに目をそむけた。
「俺の自慢の一品をかわいがってもらうとするか。おい、この娘の縄を解いて、俺の前まで連れてきてくれ」
 ケーブ族たちが柱に縛られた少女の縄を解き、いやらしい笑みを浮かべた中年男の前まで押していく。
 拘束を解かれたのはいいが、あたりはすっかりと囲まれており、逃げる隙もない。
 さらに前方には、節くれだった陰茎が待ち構えている。女性からの奉仕に期待しているのか、太い肉棒はすでに首をもたげつつあった。
「ベスティンさん。これって……、演技ですよね」
「こいつの手を押さえつけてくれ」
 彼女の言葉があたりに聞こえないようにするためか、ベスティンはことさら大きな声を出してケーブ族を呼びつける。
「あ、ちょっと……なにするのよっ」
 枯れ枝じみた手が群がり、少女の細い手首を掴んだ。
 大きく広げさせられた両腕が、がっちりと固定された。地面に膝をついた姿勢のまま必死で体をよじるが、非力な女の力ではびくともしない。まるで磔刑を受けたかのような状態だ。
 Y字のポーズをとらされたリーデリアを眺め、ベスティンが舌なめずりする。
「うえっへっへへぇ……こいつはたまんねぇ」
「何するのっ。触らないで!」
 これが演技であれば、迫真の演技といったところだろうか。
 彼はさも嬉しそうな顔をしながら、体を寄せてくる。ほとんど密着するような距離にくると、手のひらで包み込むようにして、むっちりとした双乳につかみかかった。
「うぁっ……」
 少女の口から、悲鳴とも喘ぎともつかない声がこぼれる。
 淫薬によって敏感さに目覚めた乳房は、手で触れられただけで痺れを感じるようになっていた。全身を駆けめぐる乳快の心地よさに、彼女は思わず首をすくめ、朱唇を強く噛む。
 あくまで快楽を拒もうとする美貌に、ベスティンは下卑た笑みを向ける。
「でっけぇオッパイちゃんだなぁ。よぅ」
「く、くぅぅ……うぁ」
 軽くタッチされただけだというのに快美が訪れ、つい先程、味わわされたばかりの絶頂感が脳裏をよぎった。燃え広がる灼熱のように快感が広がって、彼女の平常心が炭のごとくに熱を帯び、じわじわと焼き崩れていく。
(が、我慢しなきゃ……ワインの眠り薬が効くまで、それまでの辛抱よ……)
 ベスティンの言葉を信じ、自分にそう言い聞かせながら、快楽を拒むリーデリア。
 彼女の健気な気持ちをよそに、すっかりと敏感になった乳肉に太い牡指が沈んだ。たったそれだけでビリビリと痺れが走り、肩を振るわせたくなるほどの快感が走り抜け、呼吸が止まりそうなる。
「はぅっ……ああ、あぁぁぅ」
「おいおい。ずいぶん感じやすいんだな。まだ触っただけだぜ」
 堂に入った調子でなじりつつ、彼はさらに柔乳を嬲った。
 衣服の上から乳球を揉み込まれたリーデリアは、頬に羞恥の赤味浮かべ、唇を強く噛む。だが、体にみずから痛み与えても、感度の高まりはまったく減じることはなかった。息苦しさにも似た肉快のせいでほっそりとした喉が詰まり、彼女の細いうなじを竦めさせる。
 力強い手の動きが加わるたびに、柔軟な半球が形を変え、そのたびに疼きが走り抜ていく。ぽってりと丸い乳脂の塊が捏ねられると、自然と体温が高まり、愛らしい魔女の呼吸は荒くなる。羞恥と快美の熱で彼女の頬は赤らんで、頭の中にまで乳快の熱蒸気が立ち込めて、理性を蒸し焼きに燻していくかのようだ。塗られた薬のせいもあったが、他人から乳愛撫を施されるのもはじめてとあっては、これはもうこらえようがなかった。
「は、ひぅ……あ、ああン、ん、んぁ、ああっ……」
 噛み締めようとする歯の隙間を抜けて、悩ましげな喘ぎがこぼれる。
「へへっ。胸揉まれただけで感じてやがるのか、この淫乱娘はよ」
「あうっ……」
 ぎゅむっ、と強く乳房をくびられると、先端から乳液が迸り出た。
「ん? なんだ、こいつは」
 母乳でべっとりと濡れた手が、彼女の前につき出される。
「おまえ、孕んでるのか。そうでなきゃ、こんなもの出るはずがないよな」
「ち、違う……ん、ああっ」
「すると、感じすぎてミルクまで出しちまうわけか。とんでもなくいやらしい牝犬だな。はっ、ははっ」
 快感に唇を震わせる少女の声を無視して、ベスティンが下品な笑みを浮かべた。
(時間稼ぎの演技にしても、やりすぎだよっ……)
 屈辱の念をこらえているリーデリアの身に、さらなる災難がふりかかる。
「それなら、ここはひとつスケベ娘のエロミルクを味見させてもらうとするか」
「なっ……!」
 ベスティンは、いたずらじみた手つきで指をひっかけると、衣装の胸元を包んだ生地をずり下げた。
 プルンッ……。
 露わになった乳房が勢いよく飛び出し、ボリューム感のある半球が大きく揺れ動く。衣服ごしとはいえ、これまで固い柱でさんざんに擦れてきた乳肌は、腫れているかのごとき赤味を帯びている。ぷっくりと盛り上がった乳暈の中心からは、ヒクつく乳頭より母乳液が染み出しており、柔らかな肌と衣装の生地を濡れ染みで染めながら滴り落ちていった。
 豊満な巨乳が曝け出されると、ベスティンは感嘆をヒュウと口笛で吹く。
「……み、見ないでったら!」
 満面を朱に染めながら、目を鋭く吊り上げて強がるリーデリア。いきなり胸元を剥き出しにされ、予期していなかった事態に怒りが湧く。けれども、激昂しかねないほどの感情は、ジロジロと眺め回す遠慮のない視線によって、羞恥心へと変えられていく。
 火照った乳肌を舐め回すような視線は、下手な愛撫を受けるよりも少女を恥辱に追い込む。手をつかまれていなければ、すぐさま半裸の肢体を隠したであろう。けれども今は、大きく引き上げられた腕を振りほどこうとするだけで、露出状態の乳房がプルプルと揺れ動く。
 窮地の彼女を眺めているだけで、男の目の端が下がる。卑猥な視線が刺さるかのようだ。裸胸をじっくりと観察されると、もうそれだけで敏感な胸をまさぐられているかのようにすら感じるのだった。
「そう怖い顔するんじゃなねえよ。げへへっ」
 男の手がふたたび量感抜群のバストにかかる。
 曝け出された胸の膨らみ強く握られた瞬間、先端部から白い液体が飛び散った。ムッチリとした乳球はよほど張っているのか、指がわずかに食い込むだけで、高まった内圧が噴水じみた勢いとなって乳汁を迸らせていく。
「う、ううっ……」
 自慢のバストが揉み込まれるたびに乳液を噴き出すと、言いようのない淫らさを感じ、若い魔女は屈辱と羞恥に苛まれる。命を育むための神聖な器官が、淫具さながらに弄ばれていた。そのせいで清純な我が身が、汚れた牝と化してしまったかのように、ことごとく自尊心が傷つけられていく。
「くぅ……さ、触らないでよ」
「垂れ流しじゃねえか。こいつは飲みでがありそうだ」
 ベスティンは大口を開けると、母乳を噴出しながらヒクつく乳頭部にむしゃぶりついた。
「あひっ……ひゃ、やめ……っ!」
 静止を呼びかける声が途切れる。
 吸いついた牡口が激しい吸引を施し、めまいを起こしそうなほどの性感が敏感な乳首に襲いかかった。女の充足感を満足させる授乳刺激。先端の突起はすっかりと敏感になっているため、軽く吸われただけで脳髄を桃色に染めるほどの快美が訪れてくる。
 チュルチュルと乳液が吸い出されるたびに、少女の肢体に震えが走った。筒状に丸められた舌の先で屹立した乳頭を包み込まれ、強く弱くと巧妙に、快楽を与えられながら乳輪全体を舐め回される。
 巧妙すぎる乳吸いが魔女の理性を翻弄していく。彼女が全身を震わせながら快感をこらえていると、固くとがった乳頭が舌先で転がされた。
「……ひゃぅ、ああ、らめ……ダメぇ……ああああっ」
 赤らんだニップルを舌粘膜がレロレロと舐めさするうちに、リーデリアの口からはしたない声がこぼれだす。
 少女が首をもがかせて快感を拒んでいるところに、さらなる追い討ちがかかる。
「ん、くふぅ……んぁ、あ、あひ……ひゃぅぅぅっ」
 屹立しきった勃起乳首に歯がたてられ、乳液を搾り出すかのごとく扱かれだした。
 こうなるとベスティンにはもう遠慮がない。なすがままにされ、抵抗のできない少女の乳房を手で揉みくびりながら、歯先でもって噛みつくような勢いで乳の突起を嬲りだした。
 ひと噛みされるそのたびに灼熱が生じ、官能的な悦びと、禁忌の念が渦巻く。不潔な中年男に母乳を啜られている事実に、こらえようのない背徳感がこみ上げてくる。子供を育てるための神聖な女性機能を辱しめられ、またそれによって快楽を抱かされていることが彼女の理性を責め苛む。
(感じてなんかない。胸、で……あああ、そんなに……強く吸っちゃいやぁ……)
 口からこぼれそうになる嗚咽を押し殺しても、心の悲鳴はこらえきれない。
「は、離れなさいっ……あっちへ行って、触らないでっ。ひぁぅぅ……」
 乳虐の快美に酩酊しそうになる意識を奮い立てながら、リーデリアが気丈な声を放つ。
「顔真っ赤にしてやらしい声出してるくせに、何を言っていやがる」
「そんな、私は……」
「ほぉれ。見てみろ、おまえのオッパイちゃんは正直者だぜぇ」
 たわわな乳房が鷲掴みにされる。くびり上げられた乳肉、隆起した乳首までもが、彼女の目にまざまざと映った。
「……あう、ひっ。手、手を放してぇっ」
「よく見るんだ。おまえのここは、こんなにいやらしいぞ」
 ひしゃげた乳球に指が沈むたびに、目の前でビンビンにいきり勃った乳頭から白い液体が噴き出てくる。ベスティンは哀れな虜となった少女が苦痛を感じないよう、強弱をつけた巧みな愛撫を繰り出し、乳液の迸るさまを卑猥に演出した。
「揉まれただけでミルクがぴゅるぴゅる垂れ流しになってるじゃねえか。すっかり発情しやがってるぜ、この牝牛め」
「くっ……」
 歯噛みする少女めがけて、ベスティンが嘲りの言葉をがなりたてる。
 唇を噛んで快感を否定するリーデリア。けれども中年男はあざとくも、白い柔乳をくびりつつ反対側の手で乳首を摘んだ
 ぴゅっ……ぴしゅぅっ!
 とたんに、ひときわ強い勢いで乳汁が飛ぶ。隆起した乳頭を指先でこじられるたびに、乳快が熱気となって膨れ、体じゅうに広がる。燃え盛るような肉悦が高まるたびに、快楽を拒もうとする少女の脳髄が桃色の霧によって侵食されていく。
「や、やぁ……む、胸……やめ、ああああぅっ……」
「この淫乱め。魔女なんてうそぶいていやがるわりには、そこらの小娘みたいに感じてやがる」
 思わず艶かしい声をもらしたリーデリア。そんな彼女をベスティンの下卑た視線が視姦する。
「それとも魔女ってのは、どいつもこいつも胸だけでこんなにアヘアヘ喘ぐ変態娘ばかりなのか」
「ち、違う……はひっ! ……ち、が……ひゃぅぅ」
 男の指先に力がこもり、反論しようとする少女を黙らせた。
「へへっ。てめえのいやらしい胸が、スケベ道具だって教えてやるぜ」
 男の股間で隆々と反り返っていた肉槍の穂先が、彼女の乳房に向けられる。
「ああっ……な、何を! ……ひぃ」
 前戯汁を垂らした亀頭部が、胸元の中央に押しつけられた。
 そのまま、グッと腰が前に進み、乳谷間めがけて海綿体が埋没していく。沈んでいく茎肉に柔な乳肌を擦られると、痺れにも、灼熱のようにも感じられる刺激が訪れる。女の象徴が牡の自涜の餌食となろうとしている瞬間だった。
 冒涜的な行為によって、背徳感が強まる最中、血管を浮かせた肉棒が前後運動を始める。
「や、やめなさいっ! 女の胸をなんだと思っているの……くぅっ」
 充血しきった怒張が赤く腫れた乳房を擦りだすと、これまでよりもひときわ強く性感が疼きだし、彼女の口から呻き声がこぼれ出た。
「ケッ! 気取ってるんじゃねえ。てめえの体は、全身どこもハメ道具に決まってるだろうが」
「なんて下劣な……あああっ、うぁ、ひゃぁぁ……」
 リーデリアが気丈に振舞おうとする間にさえも、敏感な乳肉が摩擦によって嬲られる。
 両脇へと伸びた男の手によって、重みのある乳塊が中央に寄せられていた。谷間に押し込まれた牡肉が動くたび、たわわな乳球が歪み、まるで捏ねられるかのごとく形を変えていく。さらにはその卑猥な変形を迎えるごとに、鋭敏な胸の膨らみが快感を受信し、少女の理性を懊悩させるのだった。
(男の人のモノで胸を擦られてるだけ……なのに、それだけ……なのに……)
 快感に戸惑い、ピストンの激しさにのけぞると、かえって扇情的に胸が突き出されている。
 両腕を大きく広げさせられたまま手首をつかまれ、いまだ地面に膝をついた姿勢から解放されず、背骨をくねらせる程度の動きしかできない。そんな拘束状態でいるために、快楽に反応した肉体がクネクネと撓った。そんな、みずからの淫靡な反応によって自尊心が傷つくと、自然と全身から力が抜けていく。
 乳を嬲られているだけで、体の自由が効かなくなってしまったかのようだ。固く閉ざそうとしても口許が緩み、艶めいた嬌声がこぼれている。
「んふ、ふぁ……ぁん、ンン、んっあ、あ、ああぁ……」
 豊満なバストに挟み込まれた牡茎がずり動くたびに、快美に見舞われた美肢体が悩ましげにくねった。
 両腕を押さえつけられている強制的な膝立ち姿勢とあっては、もはやこの快楽責めからは逃れがたい。いかつく膨れあがった牡肉が、乳圧によってぴっちり閉じた狭間をくぐるたび、リーデリアは小刻みに身悶えを繰り返す。そうして、心の苦痛と体の愉悦が入り混じった喘ぎを漏らすしかなかった。
 可憐な少女の乱れぶりがさぞかし気に入ったのか、ベスティンが嗜虐的な笑みを浮かべる。
「エロい面しやがって、このアマっ子が」
 あこぎな口調でそう言うと、彼の指先が充血しきった乳首を強く摘む。
 とたんに搾り出された乳液がピュッと迸る。強制的な搾乳行為の繰り返しによって、今や乳腺が充分に広がっており、いつでも射乳できる状態だ。ひと搾りされるだけで、爆発しそうなほどの乳快が胸から全身へと広がると、彼女の美肢体が大きく震えた。
「はぅっ……! ひ、はひぅ、う、うっ……うぁ、やめ、ああっ」
「ほれ、その下品な体をもっと愉しませてもらうぜ」
 隆起した乳頭部の手触りを確かめながら、ベスティンは執拗に彼女の敏感な勃起乳首を責めたてる。
 緩急のついたリズムで、太い指先が赤く染まった乳首を押し潰す。痛いほどに張った胸の先端は、牡指で触れられているだけで痺れを生じさせていた。
(おっぱいを虐められると……ダメぇ、おかしくなっちゃう)
 暴走するばかりの快感に心で悲鳴をあげるリーデリア。
 ベスティンは彼女の官能を煽るかのように、次々と攻め手を変えていく。
 ビンビンにとがった乳頭めがけて、指の腹を押し付けてくる。盛り上がった乳暈の内部に突起が沈むと、張りつめた乳内にまで肉悦が渦巻く。そうして、少女の性感をゆるやかに導き出していきながら、沈んだ先端部を丹念に捏ね回す。
 執拗なまでの乳首愛撫によって燃え広がる肉快が全身を侵し、若い魔女はたまらず細首を仰け反らせた。
「や、はひ、いあ、やぁ……んっ、ああ、ああん、んふ、あ……ああっ」
 そんなふうに、リーデリアの口から淫らな喘ぎがこぼれるようになると、太い牡指がスッと離れる。
 もちろん離れただけで終わるはずがない。ひと呼吸の間を置いて、沈み込んでいた乳先がぷっくりと顔をのぞかせる。直後、赤らんだ乳首がふたたび骨ばった指で挟まれ、乳液を扱き出すようにスライドし始めた。
「ふひっ、いあ、やめっ……やめなさい。んぁ、ひやぁぁぁ……」
 牝牛の搾乳そのものといった風情で、息を喘がせている少女の乳頭部からはしたなく白い母乳が迸っていく。
 乳液の出が悪くなると、ふたたび乳頭埋没マッサージに見舞われる。そうしながら、幾度も捏ねられ、挟み潰され、あるいは引き伸ばすように扱かれながら神聖な授乳器官を攻め嬲られていく。一度放乳を覚えた乳房は巧みな乳搾りに反応して、卑猥な射乳を繰り返した。
 母乳放出の悦びに身悶えするリーデリア。絶え間なく白い液汁を迸らせ、牝牛のように扱われるたびに、抑えきれない被虐感が体じゅうに広がる。背徳さえ抱かせる放乳の快美をこらえようとすると、若い魔女の全身がわななき、小刻みに震えが走るのだった。
「よく乳が出るじゃねえか。すっかり発情しやがってるな」
「ひぁ、ぅ……違うっ、こんなので感じたりなんか、して……ない」
「まるで牝牛だぜ。この淫乱め」
 卑猥な言葉で少女を嬲っていたベスティンは、腰を突き出して血管を浮かせた肉棒を乳輪に押しつける。
(そ……そんなもので、女の胸を嬲るなんて……)
 プックリと盛り上がったニップルに亀頭が擦りつけられ、腫れあがった乳首にさらなる刺激が加えられた。
 強張った剛直が、胸の先端部をグリグリと圧迫する。乳責めが淫猥さの度合いを増すと、母乳の漏出が激しさを増す。揉みほぐされた乳肉が牡肉によって突かれるたびに、まっ白な乳液をピュルピュルと放つ。もはや止めることすらできない淫乳ぶりに、彼女は己の胸元から目を背けることすらできず、押し寄せる快感の波に翻弄されるがままとなっていた。
「ふぁ、あ、ああぅ、んっく、んあっ、あふ、あ、ああぁ……」
 牡の剛直で柔乳を突き嬲られ、なすすべもなく悶えるリーデリア。
「休んでるヒマはねえぜ。ほら、自慢のオッパイで御奉仕してもらおうか」
 ベスティンがミルクで濡れたいきり勃ちを握り、またもや谷間に潜り込ませた。
 ボリューム満点の乳房を手で縊りながら、血管を浮かせたペニスで乳圧を堪能する。母乳を搾りながらのパイズリ行為がよほど気に入ったのか、牡腰が激しい前後運動を繰り出す。
「はひ、ひあああぁぁ……胸ぇ、搾っちゃ……ああぅ、胸らめぇ」
 反復運動が繰り返されるたびに、擦られた豊乳が痺れを感じ、快美が広がっていく。
 あまりに激しい乳嬲りのためか、呼吸まで途絶えてしまいそうですらあった。夥しいまでの肉悦に意識は途切れそうになり、破廉恥な息遣いをしていることにすら気づいていない。上気した美貌がフェロモンさえ漂わせそうなほどの艶かしい官能美に彩られる。
 絶え間なく乳液を迸らせる少女の心が、マゾヒスティックな快感で満たされていく。もはや体を意のままに動かすことすらできない、執拗な搾乳愛撫の虜と化してしまったかのようだ。真っ赤に腫れた乳首を力強い牡の手で扱かれるたびに、艶かしい歓喜が喉を震わせる。
 そんなリーデリアの有様を眺め、ベスティンはすっかりご満悦といた様子であった。獣欲にまみれた嘲りの笑みを浮かべながら、熱のこもった口調で彼女の耳元に囁きかける。
「こいつ、自分ばかり気持ち良さそうな顔しやがって。なんてえドスケベだ」
「ち、違うっ……感じてなんか、ひぁぅ……」
 快楽に溺れそうになりながらも、リーデリアは懸命に理性を保とうとしていた。
 ベスティンは、そんな彼女をさらに責めたてる。
 豊満な乳の谷間を両側から強く挟みつけ、腰を突き込む。陰茎の先端部が乳の谷間から顔をのぞかせたところで、少女のおさげ髪を押さえると、亀頭にキスでもさせるように寄せさせていく。
 パンパンに張った海綿体が可憐な唇を割って、魔女の舌に前戯汁の苦味を味わわせた。
「んっ……! ふぎゅ、んぶっ……んぅぅ」
「俺の息子もかわいがってくれよ、なあ」
「んーっ、んんーぅ……んっく、んぐ、うぶ、んぉ、んっ……」
 張りつめた乳房を押し揉まれながら口を犯される。身の毛もよだつほどくどい乳愛撫によって桃色に染められた脳髄めがけ、蒸れた牡臭が押し寄せ、まともな感覚が麻痺してしまいそうだ。
 リーデリアを快美に溺れさせるべく、乳揉みが激しさを増した。手のひらで押し潰された乳球が剛直に擦りつき、転がるような変形を見せる。そうして牡肉が悦ぶ責めを加えられながら、隆起した乳頭を摘まれ、白いミルクを扱き出されていく。
 胸を嬲られている最中も、口内に亀頭がねじ込まれる。力の入らない美唇を閉ざすこともできず、唾液のあふれる口許めがけて、カウパー汁にまみれた先端部が幾度もくぐっていった。忌まわしい牡の穂先をちゅぱちゃぱと愛しげにしゃぶっているかのような痴態を演じさせられてしまっているのだ。
(こんな恥ずかしい行為が気持ちいいなんて……嘘、嘘だわっ……)
 扇情的なパイズリフェラを強要された少女の心が、羞恥の念で満たされる。そうして恥じらいつつも、もはや拒みきれない快楽に浸らされ、淫猥な劣情をかきたてられていく。屈辱的な感情に精神を責め苛まれながら、強まるばかりの性感を押し殺すことさえできないありさまだ。
 無残に貶められた魔女めがけて、男の嘲りが放たれた。
「たまんねえ、たまんねえなぁ。おまえのおっぱい肉は、チ●ポ悦ばせるためのものだぁ!」
 極度の興奮を叫びに変えて、ベスティンは牡腰をしきりに突き込む。
 硬い肉棒が強烈なピストンを繰り返して、口内を蹂躙する。生臭い牡汁まみれの肉棒を口にふくまされている状況にもかかわらず、肉体は抗いようのない快感を得ていた。
 浅黒い巨根でもって、放出の止まらない淫乳を好き放題に揉み嬲られると、抑えきれない肉惑がますます盛んになる。鼓動が弾み、呼吸は乱れ、思考の糸がもつれていく。異性との性体験もないのに、敏感な乳房への愛撫だけでエクスタシーへと導かれる異常さが背徳的な感情を抱かせる。
 灼熱じみた熱気を帯びている牡の剛直が美麗乳を変形させるたびに、淫らな気持ちをこみ上げさせ、感度の高まりを促す。一度、火がついてしまった若い牝の性感はとどめることすらできず、嫌悪を抱くような男から責めを加えられても、理性が爆発しかねないほどの快感を抱かされてしまうのだった。その快美は腰の奥にまでずくずくと及んで、子宮を疼かせるほどまでになっている。
「んっく、ん、んぅ……んぶ、む、胸……胸ダメぇ……」
 麗しい美巨乳が大きな張りを保ながら、形を歪ませていく。蕩けるような柔らかさで太い陰茎を包み込む、乳脂肪の塊。ムッチリとした肉の谷間を往復する肉棒が乳塊を掻き分けて、膨れあがった亀頭部をのぞかせる。苦味汁にまみれた肉笠が処女の唇にひたり、カウパーを激しく分泌させると、唾液とともに流れ落ちていった。
 胸元からずり落ちている愛らしい衣装は、なだらかな腹筋のあたりまで落ちていたが、そこから臍のあたりまでがグッショリと湿っている。みずからの涎と男の先走り、さらには搾られた乳液がまじり、淫靡な匂いを立ち昇らせているありさまだった。
 鼻腔に押し寄せる淫臭を嗅ぎながら、卑猥な乳奉仕を強要されるリーデリア。
「やぁ、も、もう、ふぎゅ……らめぇ、おっぱいに、擦れ……ひぁ、や、ああう、こすれにゃ、ああああぅ……うぅぐ」
 牡臭い肉棒をしゃぶらされている口をわずかにずらしても、そこから出る言葉はもはや喘ぎと変わらなかった。
 しかも、呂律が回っていない。喜悦を感じる肉体が、彼女の意思に逆らかのように、舌先はもつれ、勝手に牡の穂先を舐め回す。舌先が膨張した亀頭粘膜の上を這ったかと思うと、先端部をとがらせて尿道口をつつき、カウパー汁の分泌をうながしながら、透明な牡液を啜り上げる。まるで、胸を嬲られながらのイラマチオに対して、積極的に応じているかのような動きであった。
 屈辱的な膝立ち姿勢をとらされていることが、魔女の精神までをも蝕んでいるかのようだ。心でどれほど淫猥な行為を拒み続けても、状況はとっくに絶望的なものとなっている。逃げることもできず、屈服するしかない状態なのだ。そんな境遇に見舞われ、身体はすでに逃れることをあきらめているのかもしれない。
(負けちゃダメ……こんなことに屈しちゃ、いけない。でも、どうして……こんなに感じちゃうのよ……)
 卑劣な責めを受けているにもかかわらず、湧き上がる快感は押し止めることさえできない。
 むしろ快楽の度合いは高まるばかりであった。揉まれ、血走った肉棒で擦られ、さんざんに捏ねられた美乳がすっかりと張っている。乳辱を施された量感あふるるバストが、大粒の果実ほどにも膨れあがっていた。その先端では、内部にタップリと蓄えた母乳を吐き出したがるかのごとく、突き出た乳頭がしきりにヒクつく。
 さらには胸の鼓動と重なるように、腰の奥で子宮が疼く。熱い粘液が、異物に侵されたことのない膣畝を流れ落ちる。あきらかに性交渉を期待する女体の反応だった。さんざんな乳辱によって性感を刺激され、変態的な嗜好の持ち主へと少女の肉体が作り変えられてしまっているのだ。
 そんな彼女の喜悦を察したのか、ベスティンがうわずった声で快楽の頂点が迫ったことを予告する。
「くぅ……そら、口の中に出してやるぞ。もうすぐ、もうすぐだ」
 いきり勃った肉棒がヒクヒクと脈打つ。牡の欲求をぶちまけようと、湿った尿道口をパクつかせながら、涎のように前戯汁を垂れこぼしている。
 射精欲が高まっているらしい。愛らしい口許を嬲る亀頭冠がみっしりと盛り上がり、裏筋を隆起させた茎肉の動きが速まる。
 摩擦のラストスパートが始まると、激しい乳擦りで乳房の張りが最高潮に達した。男の手の中で乳脂の塊がプリプリと弾み、異常な乳虐行為を悦んでいるかのようだ。大きく突き出た胸の先端部では乳嚢に溜まった液汁を今にも放たんと、屹立しきった乳頭部がいきり勃つ。
 リーデリアは乳悦の高まりをこらえようとするが、今にも絶頂寸前にまで追い込まれていた。胸を犯され、口を犯され、性感を刺激される。卑猥な責めを拒もうとしても、激流じみた快美の渦が生じて理性を飲み込んでいく。
(ああっ……また、胸でイッちゃう……)
 ふたたび迫りくる乳アクメに対して危機感を抱くと、禁忌の念が強く湧いた。されど、禁断の快楽を忌避しようとする気持ちこそがエッセンスとなって、ことさら官能を盛り上げていく。
 乳愛撫による肉快の高まりは、頂点に達しようとしていた。もはや意識さえ途絶えそうなほどで、理性だけでは拒めない瞬間だ。
「あぅ、ああぁう、あふ、は、はぅ、胸、や……い、イッちゃう、あ、ああ、ダメ、はっぅ、うぁ……」
「胸でイクのか、この変態め。おじさんと一緒にイキたいんだろ。なぁ……うほぅ!」
「やぁ、らめよぅ……らめ、イク、イッちゃうの……ひぁ、ふひゃあぅぅぅぅっ!」
 射乳絶頂を迎えたリーデリアの勃起乳首から、白い液汁が噴き出した。
 美肢体の内部で、たちまち歓喜の渦が巻き起こる。頭の中で白い明滅が幾度もちらつき、意識が一瞬飛んでしまうほどの夥しい快感が押し寄せ、少女の牝の部分を充足感で満たす。あろうことか清純だった少女の肉体は、乳房刺激によって官能を抱くことがあたりまえの淫蕩な媚肢体に変えられてしまったのだ。
 彼女のエクスタシーを見計らったかのように、男が同時に精液を放った。
 プシュウウウウゥゥゥゥ……ビュッ、ビュクッ、ビュッ……。
 前髪をつかまれ、顔を上げさせられた状態で、牡器が口に押しつけられた。
「う、うっふ、ふぁ、んぐ……んっ、んぅ、ん……」
 絶頂感にうち震えながら、口内に滾った牡汁を注ぎ込まれる。痙攣する怒張からは、並々ならぬ巨根ぶりに恥じない大量の精汁が吐き出された。
 生娘の舌に、プルプルと震える濁り色のスペルマが盛られていく。湯気を立ち昇らせそうなほどの精汁のせいで、意識が飛んでしまいそうだ。そのせいで法悦の余韻が異常なほど長く感じられた。
(私、また……イッちゃった。おじさんの……お●んちんから出たお汁が、お口に……いっぱいなのに。イッちゃってるのが止まらないよぅ……)
 屈辱からくる自虐に苛まれつつも、それを上回る圧倒的な快楽に打ちのめされてリーデリアは震えることしかできない。
 ベスティンは、乳液を迸らせながら痙攣する豊乳を平手でピタピタと叩いて、彼女をさらに嬲った。
「どうだ? ちゃんと胸でイケたのか、牝牛魔女さんよ」
「ん、んぁ、んっぐ……ふぎゅ」
 タップリと注がれた白い汚液を吐き出そうとする直前、大きな手で口を押さえられる。
 息苦しさから逃れるため、やむなく泡だつ白濁液を飲み下す。涙ぐみながら子種汁を嚥下する彼女の苦しげな表情を眺め、征服欲を満足させたベスティンの顔にゆがんだ笑みが浮かぶ。
「この変態魔女め、俺のチン●汁がそんなにうまいのか?」
「えほっ、けほ……う、ううっ……」
 いまだ生娘の身である少女が、噎せ返りそうなほどの精臭に咳き込む。
(こんな……こんなひどいことまで、させられるなんて……)
 演技にしても、これはさすがにやりすぎではなかろうか。
 頭の片隅でそうささやく声があっても、今は絶頂のけだるさに包まれ、息を整えるがやっとのことであった。




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