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『アパートに帰ると、忍者の妹が襲ってきた』




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  ≪本編からの抜粋≫


 快楽刺激が強すぎて、頭の中に明滅がひらめく。兄とひとつながりになった陶酔で、楓がそれまで抱いていたすべてが白い光の中に埋もれていった。
「あっ、あっ……兄上っ! もっと……もっと突いてくださいませ! ふぁぁ、はぅ、あ、ああぅ……もっとぉ」
 手足を床についた交尾姿勢で艶かしく喘ぎ、哀願を繰り返す妹。
 そのとき、彼女の胎内でふとした変化が起きた。
「は、あは、ふぅ、うっく……はひぃ!」
 欲情しすぎたせいなのか、あるいは兄の忍法が原因であろうか。
 火照った子宮の位置が下がり、粘液まみれのとば口が膨らんだ亀頭に密着した。牡器の先端と触れただけで、敏感な粘膜が灼熱に覆われていく。まるで地底の溶岩流のように、腹の底から肉快が沸いてくる。
 それまで予期することすらできなかった子宮姦の感触によって、楓の理性がことごとく吹き飛ばされた。
(一番奥のいやらしい場所が……兄上のモノに吸いついて……こんなに気持ちいいなんて……)
 しなやかな指の先にまで訪れる快美の電流。優美な肢体のいたるところにビリビリと痺れが走り、脳髄が桃色に染まる。まるで全身が快感を受けるための器官となってしまったかのようだ。
 もはや舌先を動かすことさえままならない。
 そんな状態であるにもかかわらず、楓は兄に対する思いを解き放った。
「ひゃ、あにうぇ……かえで、はぁ……ひゅぁぁ、ガマにーあんのこと、らいしゅきぃ……はぐ、うひぃ」


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